1週間ゲームジャム「積む」祭りのあと - 徳島ゲーム開発ごっこ技術ブログ

　拝啓
　吹く風も次第に夏めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
　皆様におかれましては益々のご清祥のこととお慶び申し上げます。
　さて、本日はご報告させていただきたいことがございまして、お手紙を差し上げました。
　このたび、わたくしは、1週間ゲームジャム「積む」に参加致しました。
　ゲームを作っているときの、どうでもいいことやどうでもいいことを思い出しながらしたためております。
　本来でしたら、お伺いしてごあいさつを申し上げるところなのですが、既に1週間ゲームジャムが終了して1週間以上経っておりますので、文面で失礼致します。

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この記事にはUnity5.6.1f1を使用しています。

　さて、今回の「積む」のお題に対して、わたくしはいくつかゲームアイディアを考えました。
　以下のつぶやきをご覧ください。

昨日の進捗。#unity1week pic.twitter.com/V3R1vCzkg4
— うら干物 (@urahimono_maigo) 2017年6月19日

昨日の進捗(組体操編)。#unity1week pic.twitter.com/nNDtFS4c4i
— うら干物 (@urahimono_maigo) 2017年6月20日

昨日の進捗(転職編)。#unity1week pic.twitter.com/ugTRlnRS5h
— うら干物 (@urahimono_maigo) 2017年6月21日

　突然の動画に驚かれたことと思います。
　わたくし恥ずかしながら、Twitterにて動画をアップロード出来ることを最近存じまして、年甲斐も無く動画をアップロードさせていただきました。

　もうお気づきかと思いますが、この3つの動画がこの1週間ゲームジャムの平日5日分の進捗となります。
　この動画はUnityのAnimationの機能を使って作成しておりますので、スクリプトを一切記述しておりません。
　今回で1週間ゲームジャムも、もう3回目になるというのに、いまだに作業のペースがつかめません。

　さて、このゲームアイディアの中からわたくしは「キャリアを積む」をゲーム化することを決めました。
　もうお気づきかと思いますが、終身雇用の崩壊した我が国において転職するということは既に当たり前のことであり、職を転々とすることが悪とすることに対する風刺を込めております。

　ゲーム内容としては、空から降り注ぐ「キャリア」を模したオブジェクトを「人の心の器」を模した器で積み上げるというものを考えました。
　もうお気づきかと思いますが、職を得るためには、実力だけではなく運の要素も必要だということを若者に伝えるためにこのようなゲーム性にしております。

　さて、ここで問題が発生したことをお知らせいたします。
　器のモデルを作成し、空からオブジェクトを降り注がせました。
　この時点では、問題ないように思えます。

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　問題はこの器を移動させたときです。

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　なんということでしょう、
　全てこぼれてしまうのです。

　器のコリジョンにはMeshColliderを使っています。
　ただMeshColliderではコリジョンが薄すぎるため、器が早い動きをすると、オブジェクトがコリジョンをつきぬけオブジェクトがこぼれてしまうのです。
　わたくしはこの事を大変遺憾に思い、MeshColliderに対して不信任決議案を提出しコリジョンから解散するように要請致しました。
　わたくしがMeshColliderを使うことは二度とありません。

　代案として、器の形に合わせてBoxColliderを複数個配備することで解決しました。
　BoxColliderならば厚みを持たせることで、器の動きに対応することができます。もちろん早すぎる動きには対応できませんが、それはゲーム性としてありかと思います。

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　降り注ぐ「キャリア」を模したオブジェクトにも手を加えていきました。
　ただの球では面白みにかけるため、様々な形のものを用意致しました。

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　しかし、様々な形を要してもコリジョンがBoxやSphereでは興ざめです。
　そこでわたくしはMeshColliderを使うことにしました。
　MeshColliderを使うことで、形に合わせたコリジョンが生成でき、面白い積み方が出来るのです。
　わたくしはこの事に大変感銘を受け、MeshColliderに対して国民栄誉賞を送るべきと政府に要請致しました。
　わたくしはMeshColliderをこれからも使い続けることでしょう。

　そして最終的にこのようなゲームを完成致しました。